FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

自分が知らない自分

●ツイッター、韓国語サービス開始・・・世界で7言語目
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=136836&servcode=300§code=300

Twitterが、韓国語サービスを始めたそうだ。英語・日本語・フランス語などに続いて7番目だという。

Twitterがニュースやテレビで騒がれ、もはや知らない人がいないような状況の中で、実はこれまで6ヵ国語にしか対応していなかったということに驚いた。もう世界の多くの言語に対応しており、世界中の人たちが母国語でつぶやいているんだと思い込んでいた。

だが、この記事で気になったのは、韓国語のサービス開始よりも、ツイッター共同創設者であるエバン・ウィリアムズ氏の発言内容だ。これまでも、おそらく、どこかしらで言ってきたことなのだろうが、私にとっては、新鮮なものだった。

ウィリアムズ氏の定義によると、Twitterは、「リアルタイムグローバル情報ネットワーク」だそうだ。そして、この記事によると、ウィリアムズ氏は、Twitterを以下のように説明したという。
  • 知人と言葉を交わすレベルを超えて
  • 関心分野の専門家や政治家・芸能人の話を聞け
  • 自分の意見を伝えられ
  • 情報を食べやすい‘一口サイズ’で渡す

さすがに、創設者だけあって、Twitterを実に的確に説明している。特に、“一口サイズ”というのは、言い得て妙だ。140文字をほとんどフルに使う人もごく稀にいるが、大概は、もっと短くて、一目でわかる程度の量だ。“読む”というよりも、“見る”という感覚に近く、そこに情報が凝縮されている。だらだらと長く書いた情報よりも、その“一口サイズ”のほうが感覚的にすーっと入ってきたりもする。まあ、こう言ってしまうと、ブログを書く気も失せてしまうのだが。

それから、この記事には、もう一つ、面白いエピソードが掲載されている。Twitterが当初「おもしろいが、使い道がない」という評価を受けていたとき、その度にウィリアムズ氏が「アイスクリームもそれほど役立つものではないが」と返したという話。この話は以前も聞いたことがある。役に立つからとか、需要があるからとか、そういう理由だけで、商品やサービスが流行ったりするわけじゃないということを思い知らされた。

とかく、ビジネスや事業を考えるときには、市場のニーズだとか需要だとかを考えたりすることが多い。或いはあらゆる場面の中で困ることや不便なことを見つけて、それに対するソリューションを売り物にしたりする。それらは極めて論理的で合理的な考え方だ。
Twitterには、これは当てはまらないだろう。別に、ネット上でつぶやきたい人たちが元々たくさん存在したわけではないし、つぶやくことができないから不便だと感じてTwitterを作ったわけでもないだろう。では、どうやってTwitterのようなものができたのだろうか。

私は、2つの仮説を持っている。1つは、ただ単に、楽しそう、面白そう、技術的に可能だからやってみようという軽いノリで、たまたま潜在的な需要とか欲求を掘り当てたということが考えられる。もう1つは、人間が持つ社会性や深層心理を分析し、こういったサービスがヒトを惹きつけるだろうという高い蓋然性を確認して始めたということも考えられる。いずれにしても、これからの商品やサービスを考えるにあたっては、重要なアプローチのように思う。

前者で言えば、技術の革新と発展に合せて、次から次へと思い付くままに実験的にサービス提供することで、そこにはないと思われていた需要を喚起する。本当にゼロだった需要を新たに作り出したのか、それとも潜在的なものを顕在化させたのか、そんなことはどうでもいい。とにかく、アイデア先行でやってみる。ネット社会の中では、それほどの大きな投資がなくてもできるわけだから、こういう形で新たなビジネスが生まれてくる可能性は大きいだろう。

そして、後者であれば、人間の特性をニューロンのレベルで分析・検証し、その特性に合わせてサービスを作る。消費者やユーザはそんなものを求めていたなどと認識していないが、ついつい利用して、いつの間にかそれがないと不満を感じるようになる。こういう形のものも現われるだろう。以前にも書いたとおり、最近のニューロンの研究はかなり進んでおり、マーケティング(ニューロマーケティング)や選挙(ニューロポリティクス)にも使われている。そう考えれば、こうした研究の末に、新たな商品やサービスが定義され、新たなビジネスが成立することも絵空事ではない。

いずれにせよ、消費者やユーザが積極的に求めて作られるものではなく、経緯はわからずとも、どこからか降ってくるサービスということになる。(そういう意味でもクラウドということか。)

Twitterのように、冷静に考えると不可思議なサービス。それをかなり利用している自分。
なぜ利用しているのかよくわからないまま、いつのまにか生活の一部に入り込んでいる。
そういうモノが、今後いろいろ出てくるのだろう。それはとても楽しみである一方で、一抹の不安も感じる。自分が知らない自分が存在し、その集合体が市場になっているわけだ。そのことが少し怖く思ったりする。
スポンサーサイト

テーマ : ひとりごとのようなもの
ジャンル : 日記

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

辻 大志

Author:辻 大志
コンサルティング会社に勤める会社員。
この場を借りて、自分の意見や考え、日々の戯言を綴っています。
一人でも多くの方に読んでいただき、繋がりを持っていきたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

最新記事
カテゴリ
検索
カスタム検索
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。