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直近の不安はないが、未来への可能性を感じない結果

●石原都知事4選、神奈川・福岡両県知事には新人
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110410-OYT1T00670.htm

第17回統一地方選の前半戦が、東京都など12知事選と4政令市長選、41道府県議選と15政令市議選の投開票が行われた。特に注目を集めていた東京都知事選では、石原慎太郎氏が大差で勝利し、4選を決めた。

今回の選挙は、東日本大震災の影響をいろいろな意味で受けたものだと思うが、結果を見る限り、新しいものを目指して変化や改革を進めようというよりも、これまでの流れを着実に踏襲し、じっくりと復興していこうという意見が上回ったというように感じる。

確かに、余震も続き、原発問題が沈静化せず、経済の先行きや今後の生活に不安を感じる中、こうした選択に流れていくのは理解できる。しかし、個人的な心情としては、新たな変化への小波を感じられるような結果が出てほしかったと思っている。

戦後65年が経過し、振り返ってみると、経済や文化は変化し続けてきた。そして、この20年ほどは、特に劇的な変化が起こっている。言うまでもなく、インターネットなどの情報技術の発展がもたらしたものだ。一方で、政治や選挙というのは基本的に何も変わっていない。

経済や文化は、かつてプロデューサーとコンシューマーが明確に分離していたが、近年では、この垣根がなくなってきている。すなわち、「商品を作る企業」と「商品を使う消費者」、「音楽を発信するレーベルやミュージシャン」と「音楽を聴いて楽しむ庶民」と2つに分断されており、プロデューサーからコンシューマーへの流れのみが成立していたのが、ここに来て、プロシューマー型商品開発、クラウドソーシング、ソーシャルネットワークなどに見られるように、二者間での一方通行の流れから様々な立場の人々が協調する形へと変わってきている。

これは見方を変えると、直接民主主義のように見える。つまり、市民・国民の代理人・代表者が民意を踏まえて一方的に何かを与える形ではなく、個々人が意見を述べ、相互に情報や作品を発信し、協調しながら自分が望むものに辿り着く形になっているのである。換言すると、経済や文化の領域では、これまでの伝統的な間接民主主義的な仕組みを打ち破り、新しい形での直接民主主義的な仕組みに変わりつつあるように思うのである。

ところが、政治や選挙の領域を見てみると、相変わらず、古色蒼然としたやり方で、国家と国民、政治家と市民といったところの関係は何も変わっていない。経済や文化と異なり、柔軟性に欠け硬直化しやすい性質があることに加え、政治家などの利権が絡むために、政治や選挙の領域における変化(直接民主主義的な仕組みへの変化)が遅々として進まないことは容易に予測できることではある。しかし、こういう未曾有の大惨事をきっかけに、こうした大胆な変化に進むような気配が生まれてくれたら、、、という期待があったのだが、それが起こらなかったことは少し残念だ。

若干、駆け足で書いたために、言葉足らずでわかりづらいところがあると思うが、このあたりの私の考え方は、別途、このブログで書き記したいと思う。

とにかく、今日の統一地方選は、直近の不安はない結果ではあるが、未来への可能性を感じない結果であった。この微妙な結果の中、私たちは明日も前に進まなければならない。
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テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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辻 大志

Author:辻 大志
コンサルティング会社に勤める会社員。
この場を借りて、自分の意見や考え、日々の戯言を綴っています。
一人でも多くの方に読んでいただき、繋がりを持っていきたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

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