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震災と報道についての独り言

早朝5時45分、たまたまテレビを付けたら、「あなたと日テレ」という番組が放送されていた。日本テレビで放送された番組などに対する意見や苦情を紹介してその対応策を説明したり、日本テレビ放送番組審議会での議論を流したりする番組で、他局でもよく見られるものである。今日は、震災と報道についての日本テレビ放送番組審議会の議論が流されていた。委員から出ていた意見と同じところもあるが、私も少し思うところがあるので、今日はそのことを書き記したい。


今回のような大災害が発生したとき、被災地以外の場所では、やはりテレビに情報を求める動きが多い。もちろん、インターネットなどでも情報が流れ、それを補完的にインプットにすることはあったが、テレビがあればずっと付けたままにして、映像と音と文字で情報を得ようとしていた人が多いように思う。ネットの普及で、テレビの役割が相対的に下がったと言われるが、やはりああいう場面では、テレビ報道が依然として重要な役割を期待されていることが改めてわかった。そういう中で、各局の役割分担や連携が見られなかったことは残念でならない。

どのチャンネルを見ても、同じような情報項目を一定のサイクルでほぼ同じ内容で流し続ける。ある特定の情報を欲しても、そのサイクルが一周するのを待ったり、チャンネルをがちゃがちゃ切り替えない限り、簡単には辿り着かない。そういうときこそ、ネットを使うべきかもしれないが、各局がテーマを分けて報道してさえしてくれれば、簡単にその情報を見ることができる。

各局がいろいろな避難所に行って、被災者にインタビューするのを多く見かけたが、震災直後の被災者の方々は、テレビを通じて「○○町の○○です。家は流されましたが、家族は皆無事です。」という安否情報を知らせようとしていた。おそらく、被災地に家族や友人がいる視聴者は、そういった情報を渇望していたことだろう。しかし、各局がバラバラに流していた。例えば、被災者の安否に係る映像や情報は、すべて一つの局に集約し、それをその局で一日中流し続けたら、どれだけ役立ったことだろうか。どれだけ多くの人の不安や心配を払拭できたことだろうか。

もちろん、テレビ局側にもいろいろ事情があるだろう。しかし、阪神淡路大地震なども経験しているのだから、大きな災害が発生したときに、テレビ各局がどう振る舞うべきか、テレビ報道がどうあるべきかといった緊急時の対応が定められていて然るべきで、それに基づいて、効率的・合理的な動きがなされて当然のように思った。それがなかったことが、残念だ。


それから、最近の報道を見ていて思うのは、原発問題ばかりに偏っていやしないか。津波の被害や復興の状況についての報道の比率がぐぐっと下がっているように感じる。
どの局もそれぞれ違う角度から取り上げようとはしているように思うが、他局で報道していたことを漏らさぬように対応する結果、内容としてはほとんど同じ情報項目を同じような比率で報道してしまっているように見える。結果として、どの局も原発問題の比率が高い番組ばかりになっているように思われる。このへんは、私の感覚ベースなので、実際のところはわからないが。


もう一つ思うことは、政府が示した見解などをそのまま垂れ流している番組が多いことだ。政府見解では、東電が悪者のように扱われているが、本当にそうなのか。政府が示している見解をより深く検証したり、まったく異なる見解を紹介したりという努力が少ないように見える。政府見解だけを流す報道なんて、大本営発表をそのまま流していた戦時中の報道と何ら変わらないではないか。


だら~っと書いてしまったが、いずれにせよ、こういう大きな出来事をきっかけに、いろいろな面を見直すべきだろう。それは、報道機関だけではない。社会も、国家も、各機関も、もちろん個人もいろいろと考え直して、新しい何かを目指さなければならない。
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テーマ : ひとりごとのようなもの
ジャンル : 日記

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辻 大志

Author:辻 大志
コンサルティング会社に勤める会社員。
この場を借りて、自分の意見や考え、日々の戯言を綴っています。
一人でも多くの方に読んでいただき、繋がりを持っていきたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

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