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ガラパゴスな一面

●LCCピーチ、国内初就航 拡大期待の一方で課題も
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120301/biz12030121150039-n1.htm

欧米で3割以上のシェアを持つLCCが、日本の国内線で初の就航を迎え、注目を集めている。記事では、LCCピーチが抱える課題・問題が指摘されている。要旨としては、LCCピーチが狙う高速バスや新幹線の利用客を目論見通り奪っていけるのかどうか、という点である。

言うまでもないことだが、日本は交通インフラがきちんと備わっている。この狭い国土に、高速道路や新幹線が張り巡らされており、海外の交通事情とはだいぶ違う。それに、高速バスや新幹線の利用が根付いており、格安とは言え、その利用者たちを航空利用に奪っていくのはなかなか大変なことだろうと思う。また、実際の利用場面を考えても、多くの空港が街外れにあり、結局目的地に到着するまでの時間も経費もあまり変わらず、むしろ移動に不便さを感じるなんてこともありそうだ。個人的には、何か工夫がない限り、LCCピーチがビジネス的に成功するようには思えない。海外でうまくいったビジネスであっても、日本にはそのまま適用できない代表例の一つになってしまう気がする。

こういうのも日本のガラパゴスという特性の一端なのだろう。そう考えると、海外から進出してくる企業は大変だ。グローバル標準でどこにでも売れると思っていた商品やサービスが、日本という特殊な要求や事情を持つ国に合せない限り、この国では売れないのだから。

しかし、それと同時に、日本企業も大変だなと思う。日本企業は、国内向けに、この特殊な要求や事情に合せた商品やサービスを開発・展開してきた。そして、日本経済が飽和化する中で、いざ海外に販路を拡大しようと思ったら、日本の常識は世界では通用しない。“日本が他より進んでいる。いずれ海外もそういうふうになる。”と考える向きもあるが、大概そうはならない。海外向けの対応をしてはじめて、その市場の土俵に立てるという感じだ。

この日本企業が抱えるダブルスタンダードの問題は、このまま同じアプローチでやっていくと、ますます大きな足枷になっていくだろう。これからは、日本の消費者や市場に合せる前に、海外市場を睨んだ商品やサービスをデザインし、ある程度、日本の特殊事情を組み入れるようなアプローチにならざるを得ないだろう。
それは、日本の一般消費者にとって、あまり好ましくないアプローチなのかもしれないが、日本企業が海外市場で成功し、日本に還元されることを期待して、甘受していくことが必要なのかもしれない。日本の企業だけでなく、日本の消費者もちょっとした意識改革が必要で、自身の生活スタイルをグローバルに合せていくことが求められる。そんな日はすぐそこに来ている気がする。
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テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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辻 大志

Author:辻 大志
コンサルティング会社に勤める会社員。
この場を借りて、自分の意見や考え、日々の戯言を綴っています。
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